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2011/12/27

年末雑感

いろいろな事があった1年でしたが、今日でいけだ循環器クリニックは今年の診療を終了します。新年は1月6日から診療開始します。
震災で被災し、ままならない生活をされている方も沢山おられます。あらためてお見舞い申し上げます。
前回の書き込みでTwitterを始めたと書きましたが、なかなかつぶやく回数は増えません。開業医はヒマで収入が多いとよく厚労省の診療報酬改定で云われますが、実際は勤務医より忙しいです。多分日赤病院に勤めていた頃だったら、こういうSNS(Social Network Service)にアクセスする時間はあったと思います。実際、日赤時代も2チャンネルというネットワーク掲示板をよく見ていました。開業医は確かに診療時間だけを見ると勤務医より働いていないように見えますが、勤務医時代は半日の外来を週に3回と検査の日が半日週2回くらいです。病棟は入院患者が多いときは忙しいですが、少ないときは看護師に指示を出し回診すると仕事は終わりで、暇な時間は結構あります。その間に学会の発表の準備や、講演の資料を作成する時間もあります。それに比べると開業医は毎日午前も午後も外来ですから、常に忙しいと言っても過言ではありません。学会や講演の準備は昼休みをつぶさなければならないので、講演の依頼は開業してからは私は受け付けていません。開業医は個人事業主ですから医療業務の他に経理関係の仕事もあります。多くの開業医は奥様に経理を任せていますが、私は家内が勤務医ですので、自分で経理の仕事もしています。ですから自分が勤務していた頃より今の方が仕事に割く時間は多くなっています。
それでも何故開業する医師が多いのかは、やはり当直業務や入院患者の主治医の場合いかなる時間帯でも病院からの呼び出される可能性があることのストレスかと思います。医師の頭数が多ければストレスは分散されますが、そうはいかないのが現状です。
長くお休みすることの弁解を書いているわけではありませんが、来年は私も還暦になりますので、働き方を考えなければと思っているところです。


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