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2007/06/10

パソコンと電子カルテ

 現在、私のクリニックでは電子カルテを使っています。今までカルテというノートのような紙に患者さんの診察記録、それに対する処方などをメモしてきたわけですが、それらをすべて電子化したものが電子カルテです。パソコンも役に立つようになったものです。
 私がパソコンを初めて購入したのが、20年前。当時は国民機と言われたNECの98シリーズでした。メインメモリが640Kバイト、ハードディスクは内蔵しておらず、フロッピーディスクをドライブに入れそこから立ち上げるもので、オペレーティングシステム(MS-DOS)もその中に入っているという、今から考えればなんとも、貧弱なしろものでした。仕事上で使い物になったのは、ワープロソフトのみで、あとはゲームしか使えませんでした。BASICなどの言語を使って自分でプログラムを書ける人には、もっと役に立ったのでしょう。
 そんな時代に表計算やお絵かきソフトが使えたのがマッキントッシュでした。ただ、当時は高価で大学の医局員時代はなかなか手が出せませんでした。そのマッキントッシュが安くなり、98から乗り換えたのが、1991年でした。マッキントッシュを使っていましたが、今世紀に入ってからはWindowsも操作感は似たようなものになってきて、現在はWindows機を自作して使っています。
 現在クリニックでレントゲンや心電図の画像をディスプレイするために使っているパソコンは私が自作したものです。98当時はCPUのクロックが10MHzくらいだったものが、今は2GHz。それでいて値段は当時の数分の1程度。カルテと処方等のオーダリングから医療費等の計算までらくらくこなす現在のパソコンを使っているとこれからどこまで進んで行くのだろうと、末恐ろしくなります。


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