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2009/07/01

前半終了

今年も、後半に入りました。

今日はサッカー話題です。いよいよ今月の試合からベガルタ仙台は、ユアテックスタジアムに帰ってきます。24試合終わった時点での成績は、15勝4分5敗の勝ち点49と、昨年の同じ試合数消化時の勝ち点41を上回っています。今年は、仙台の他に、湘南、セレッソ大阪、甲府の3チームがほぼ同じような成績で5位以下を引き離しており、この4チームの中から1チームは昇格を逃すことになります。そこで、私なりにベガルタの問題点を考えてみました。

       攻撃力   守備力   監督力
セレッソ   超A     C     B
湘南      B     B     A
仙台      A     A     D
甲府      A     A     A

ずばり仙台の問題は監督の采配です。昨年もこの日誌で手倉森監督をクビにしましたが、今年もやはり首を傾げるような采配が多いです。
一番の問題は、FWマルセロ・ソアレス選手の起用法です。ソアレス選手は現在、9ゴールを挙げ、J2ゴールランキングの第6位です。首位は東京ヴェルディの大黒選手とセレッソ大阪の香川選手の13ゴールです。面白い数字があります。大黒選手は1959分間出場して13ゴールですから、約150分に1ゴール挙げることになります。香川選手は1755分間出場ですから135分に1ゴールという数字になります。ソアレス選手は871分間の出場で9ゴールしていますから、約97分に1ゴール挙げていることになります。他のゴールランキング上位の草津の都倉選手セレッソ大阪の乾選手、愛媛の内村選手もいずれもソアレス選手の倍以上の出場時間を与えられてこの数字を残しているのです。単純に考えれば、ソアレス選手は他の選手の約3分の2の出場時間でゴールを決めているのですから、他の選手と同じくらいピッチに出ていれば現在の1.5倍のゴールを決めていた可能性があると言うことです。
先日の宮城スタジアム今季最後の札幌戦では、1点負けていたにもかかわらず、残り13分でボランチの選手交代、そしてソアレス選手には残り10分間の出場のみという、上に書いたデータから考えても全く理解不能の采配でした。
試合後の記者会見で、この点に関する質問に、ソアレス選手のパフォーマンスが問題のような答えをしていましたが、いくら良いパフォーマンスをしてもゴールがなければ試合には勝てないわけで、点を取る可能性の高い選手に長時間出場機会を与えるのが、普通の考え方だと思います。先日の試合も厳しい言い方をすれば監督の采配で勝ち点2を失ったということです。
元山形の監督を経験した、柱谷幸一氏がコーチの経験は監督の仕事には役に立たないと行ってましたが、手倉森氏ははコーチであったことが、監督の仕事に悪影響を与えているとしか思えません。
現在のJ2には、水戸の木山監督や、栃木の松田監督、富山の楚輪監督など下位のチームにも優れた監督がおり、我が手倉森氏はJ2全体を見回しても監督力としては、下位に入ると思います。
悲観的なことを書きましたが、甲府の安間監督は昨年は7位と低迷しましたが、今年は戦術的にも試合の采配も大きく進歩しているように思います。湘南は監督の手腕のみでここまで来ましたが、ここに来て、戦術を研究され苦しい戦いが続いています。もともと、戦力的にはそれほど昨年から上乗せがあったわけではありませんから、首位争いから脱落の可能性もあると思います。中位のチームでは、戦力的に元々十分な東京ヴェルディとシーズン中に大幅な補強をしたサガン鳥栖、こちらも昨年から戦力アップした徳島などが昇格争いに参入してくる可能性があります。
とは、書きましたが、不便な宮城スタジアムから通い慣れたユアテックスタジアムで試合が、はじまるのを監督の鰓耙の進歩も願いながらわくわくして待っています。



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