イタリアの平日-日本の休日

　8月11日から、お盆休みを頂き家族と旅行してきました。場所はイタリアです。フィレンツェとローマに行ってきました。
　ヨーロッパへ行くのは私は６度目でしたが、いつも思うのはヨーロッパの人たちと日本人の休日のあり方です。8月のこの期間、イタリアは小売店やレストランなど休みのところが多いです。長いところは７月下旬から9月の始めまで店を閉めています。やっている店でも8月15日はキリスト教の祝祭日で、殆どの店が休みとなり、日本だとお正月のような状態になります。日本では、今年の私は長く休んだ方だと思いますが、ヨーロッパの人たちに比べるとまだまだです。ただ、イタリアも景気の後退で今年は夏休み期間に営業している店が多いとローマ在住の日本人ガイドの方が言ってました。
　イタリアも医療事情は良くないようで、公的な保険でかかることが出来る病院は長時間待たされたりで大変だそうです。診療費が高い保険のきかない病院があり、お金のある人はそっちへかかるというようなシステムになっているそうです。ヨーロッパへ向かう飛行機の中でたまたま読んだ雑誌で、小泉内閣の経済担当相だった竹中平蔵氏の対談の記事が載っていました。「医療崩壊」についての話の中で奇しくも竹中氏が、高額な医療費を出せばより高度な治療を受けられるというシステムがあっても良いのではないかという話をしていました。あっても良いのかも知れないが、それは国民的な議論を重ねた上に、方向転換を図るべきものではないかと思いますが、皆さんは如何でしょうか？
　ちなみに、イタリアはオランダのアムステルダムで乗り換えて行ったのですが、アムステルダム行きの飛行機にサッカー日本代表の岡田武史監督が乗っていて、通路を挟んで娘の席の隣でした。
　写真は、フィレンツェの有名なヴェッキオ橋です。21日からまた忙しい”日本の平日”診療を始めております。