宮城県の喫煙率
8月11日から16日まで夏休みをとらせていただきました。 休み中は前半北海道の実家へ行ったりしてきたのですが、北海道も今年は暑かったです。仙台に戻った翌日が15日の37.2度まで気温が上がった日で閉口しましたが。 高校野球も終わり、駒大苫小牧は初戦、仙台育英は2回戦で敗れ、他の東北勢もベスト8入りならずに消えてしまいましたが、決勝戦は面白かったですね。水曜の午後は休診ですので、テレビ観戦することが出来ました。 最近のニュースで気になったのは、今週月曜日の河北新報の朝刊に載っていましたが、都道府県別の喫煙率で宮城県が非常に高かったことです。日本禁煙学会の調査ですが、男性は50%で47都道府県中少ない方から数えて43位、多い方からワースト5位、女性は13.5%でワースト1位でした。以前勤務していた病院で「禁煙外来」をやっていたのですが、3年ほどやって成功者は一人だけでした。長年循環器の診療をしていて経験するのは、心筋梗塞のような重篤な病気を経験すると殆どの方は煙草をやめます。そうならないうちにやめるのが一番良いのでしょうが、なかなかそうは行かないようです。喫煙は循環器疾患では、心筋梗塞や狭心症の危険因子なのは有名ですが、腹部大動脈瘤のもっとも重要な危険因子でもあります。県によってはタクシーも全面禁煙になっているところもあるのですから、宮城県ももっと真剣に取り組んではと思います。 私の周囲の先生方では喫煙率は10%くらいだと思いますが、前任地の病院では看護師さん達の喫煙率が結構高く、この辺から始めるべきなのかもしれません。 今日は珍しく医療関係の話題でした。
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